ATPツアーファイナル2015の決勝戦を観戦しました。
結果はジョコビッチがフェデラーにストレート勝ち。
昨年に続き優勝しました。
素晴らしい試合でしたが、
最後はやっぱりジョコビッチが強かった試合でした。
感想をまとめてみます。
ジョコビッチが優勝
深夜に放送された
ATPツアーファイナル決勝戦。
私はリアルタイムでTV中継を観ました。
先に結果を書いちゃうと、
試合はジョコビッチがフェデラーにストレート勝ち。
スコアは6-3、6-4でした。
予選(ラウンドロビン)では
フェデラーがジョコビッチに勝っていましたが、
決勝ではジョコビッチが世界ランク1位の意地を見せた
というところでしょうかね?
レベルの高い試合
世界ランク1位と3位の試合なので
当然といえば当然かもしれませんが、
本当にこの二人の試合は
いつみてもレベルが高いw
錦織もフェデラーとフルセットの戦いをしたり
過去にはジョコビッチにも勝ってたりするんですけど、
そういう試合とはスピードもテクニックも
まるで違うかのような印象さえ受けます。
本当に1ポイント1ポイントの内容が濃いんですよね。
スーパーショットをスーパーショットで返したり、
二人が何気なく簡単そうにやってるプレーが
実はかなり難易度の高いものだったり。
どちらにポイントが転がるかってのとは関係なく
二人のプレーを観て、ため息というか感心というか
「かぁー。あんなショット打つかw」
「あそこから切り返すかwww」
などただただ驚くばかり
お互いが相手の良さを引き出しているんでしょうかね?
それでも最後はジョコビッチ
試合の内容的はほぼ互角で、
ゲームのポイントでも毎ゲーム競っていた感じです。
結果として
フェデラーが3回(第1セット2回、第2セット1回)
ブレイクを許してしまったわけですが。
要所でのフェデラーのイージーミスが
ブレイクを許すきっかけになったのかな?
という気がしないでもないですけど、
わずかなチャンスをものにしたジョコビッチもさすが。
こういう試合になっても
最後は勝ち切ってしまうジョコビッチの強さが
世界ランク1位ってことなんでしょうね。
フェデラーはかなり難しいことやってる
現在34歳のフェデラーですが
この年になってなお進化しているというか
かなり難しいことにチャレンジしてモノにしていますね。
この試合では多分見せてないと思いますが
セイバー「SABR(Sneak Attack By Roger)」
という相手のセカンドサーブを
ライジングで返してそのままネットに詰める
技を編み出してます。
※「Sneak attack」は「不意打ち」という意味。
他にも、
ほとんどベースラインから下がらずに、
相手のボールを打ち返すというストローク技術も
非常に難しいプレーであり、
相当高い技術が要求されます。
ジョコビッチのように
ベースラインギリギリ、サイドラインギリギリに
ストロークを打ってくる選手が相手だと
ほとんどがショートバウンド、ハーフバウンドで
ボールを打ち返さなければいけなくなります。
フェデラーほどの選手なら
タイミングを合わせることは
それほど難しくないのかもしれませんが
ただ返すだけでは相手にチャンスボールとなることもあり
それでは意味がありません。
タイミングを合わせるだけでなく、
そのボールを相手コートの
厳しいコースにコントロールする。
それをやっているのがフェデラーなんですね。
加えてジョコビッチもフェデラーも
ストロークのボールスピードが速いので
ラリーのテンポがかなり速いw
普通の選手の試合のラリースピードと比べれば
そのスピード感の違いはわかると思います。
それを難なくやってしまうんですから
恐ろしい34歳です。
世界の頂点は遠い
ジョコビッチとフェデラーの試合を観て
いつも感じることは
「世界の頂点は遠いなあ(高いなあ)」
ってこと。
錦織もいい試合することはありますけど、
さすがにこれだけの試合は難しいんじゃないかな?
(ラリーの途中で先にミスしてしまう気がしますw)
錦織のストローク力だって
十分すごいですけどね。
それでもまだ大きな差はあると感じます。
最後に
ジョコビッチとフェデラーは
現時点で最高の選手といえる二人。
この二人の試合を観るのは楽しいですが、
できれば錦織にもこういう試合ができるように
成長してもらいたいと願います。
来シーズンも楽しみですね。
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