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「すみません」と「すいません」の違いは?どちらが正しいの?

生活
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普段何気なく使っている「すみません」と「すいません」という言葉遣い。
人とぶつかって謝る時、人に何かしてもらって感謝の言葉を伝えたい時、人に何かを頼む時など、咄嗟に出てくることが多い言葉ですよね。

でも、これって日本語的に正しいのはどちらの言葉なのでしょう?
自分自身でもよくわからなくなることがあるので調べてみました。



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「すみません」と「すいません」の違い


広辞苑によれば「すみません【済みません】」は「済まない」の丁寧語です。

そして「すまない【済まない】」の意味は、「(このままでは終わらない意から)相手に悪く、自分の気持ちが片づかない。申しわけない。謝罪や依頼の時に言う」となっています。

 

一方、「すいません」については「『済みません』の訛り(なまり)」となっています。

つまり「すみません(済みません)」という言葉が元々あって、「み」が言いにくいため、段々「すいません」と発音するようになっていった、ということなんですね。

正しい日本語表現としては「すみません」で、「すいません」はそのくだけた言い方、派生した表現ということになります。
(参照:広辞苑第六版 iOSアプリ、株式会社計測技研)

ビジネスで「すみません」「すいません」は使えるの?


「すみません」が日本語として正しいことは分かりましたが、ではビジネスの場のような改まった席で使っても大丈夫でしょうか?

 

ビジネスでお取引先の担当者様や商品の消費者など、広い意味での「お客様」に謝罪をする場合には、「申し訳ございません」という表現の方が適切です。

「申し訳ございません」は「申し訳ありません」のより丁寧な言い方で、「申し訳ありません」は「申し訳ない」のより丁寧な言い方です。
つまり丁寧な言い方をさらに丁寧にした、とても丁寧な言い方なんですね。

 

ちなみに、やはり広辞苑によれば「もうしわけ【申し分け・申し訳】」というのは「いいわけ。いいひらき」という意味で、「もうしわけない【申し訳無い】」というのは「弁解の余地がなく、相手にすまない。詫びるときなどに言う語」となっています。

言い訳のしようもなく言葉では言い表せないくらいに反省しているという意味になり、「すみません」よりも反省や謝罪の度合いが高いのです。

 

お客様などに対して正式に謝罪をしたりするような時には、「すみません」だと言葉が軽すぎる印象を与えます。
もちろん、よりくだけた言い方の「すいません」は相応しくありません。

ビジネスで謝罪をするような場合には、「申し訳ございません」を使いましょう。

 

一方で、同じ社内において自分の上司や先輩、違う部署の相手(特に目上の人)などに対して謝る状況では「すみません」を使っても問題ない場合もあります。
(「すいません」では気を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんが。)
お客様相手ではないので、そこまで丁寧な表現を使わなくても良いのでは?という考えから来ているものだと思われます。

ただ、個人的には例えば自分の会社の社長に対してお詫びをしなければいけない時のことを考えると、「すみません」というよりは「申し訳ございません」と言ったほうがいい気もしますので、ケースバイケースで使い分けるというか、表現に気をつけなければいけない場面では特に注意するという意識は必要かと思います。

まとめ


以上、簡単ではございますが「すみません」と「すいません」の違いや使い方について調べたことを中心にまとめました。

 

・正しい日本語としては「すみません」で、「すいません」はその訛りでくだけた言い方。
・ビジネスなどで正式に謝罪するときには「すみません」ではなく「申し訳ございません」を使う。
※ただし自社内の相手に対してはケースによって「すみません」でも問題ないこともある

と認識しておけば良さそうです。

 

慣れというべきか癖というべきかわかりませんが、つい「すいません」と言ってしまう方は特に注意してくださいね。
特にお客様に関しては、言葉遣い一つ間違えただけで悪い印象を持たれたり、クレームの原因になったりしますから。。。

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