恵みの雨と言われるように雨は生きていく上ではとても重要です。
しかし、雨が長引くのはちょっと嫌ですよね。
日本には日本列島を駆け巡る長雨のシーズンがあります。
天気予報などでも梅雨前線や秋雨前線という言葉を耳にすることもありますが、その違いはなんなのでしょう?
今回は、梅雨前線と秋雨前線の違いについて調べてみます。
梅雨前線とは?
梅雨前線(ばいうぜんせん)は、春から夏前の時期の5月~7月にかけて春の冷たい空気と夏の暖かい空気の性質の違う空気がぶつかる境目のことをいいます。
夏が近づいてくると南から冷たい空気に押されて梅雨前線が北上していきます。
北海道では、「梅雨(つゆ)」時期が無いというのは、梅雨前線が北上していくと8月頃には北海道付近に達して、このころには前線も消滅してしまうためです。
とはいえ、最近の北海道は関東のような湿度の高いジメジメした感じはありませんが、梅雨に似た長雨の続く日が多くなっています。
この時期は、曇りや長い間雨が続き、集中豪雨が発生しやすくなります。
秋雨前線とは?
秋雨前線(あきさめぜんせん)は夏の終わるころから秋の時期、8月後半~10月にかけて夏の暖かい空気と秋の冷たい空気の性質の違う空気がぶつかる境目のことをいいます。
秋が近づいてくると、北からの冷たい空気に押されて秋雨前線が南下していきます。
この時期には台風が発生する事も多くゲリラ豪雨による災害が起きることもあります。
梅雨前線と秋雨前線の違い
「梅雨前線」は、5月~7月の春から夏の初めに暖かい空気が北上して西日本で雨量が多い傾向があります。
集中豪雨には注意が必要です。
「秋雨前線」は、8月後半~10月の夏後半から秋の冷たい空気が南下して東日本で雨量が多い傾向があります。
台風とゲリラ豪雨による災害に注意が必要です。
(参考:ウェザーニュース)
名称を分けた理由は?
前線には、温暖前線、寒冷前線、停滞前線、閉塞前線の4種類があり、天気図への表記する記号をそれぞれ持っています。
梅雨前線と秋雨前線は季節ごとに現れる前線を総称で分けていますが、天気図へ表記する特別な記号があるわけではありません。
天気図に表記される場合には、梅雨前線と秋雨前線は停滞前線で表記されます。
(参考:健康&天気予報 )
まとめ
梅雨前線と秋雨前線の違いは、北上するか南下する移動方向の違いや雨量の違いなどがありました。
梅雨(つゆ)や秋雨という季節感がある名称に反して、この時期には大雨などの災害にも注意が必要です。
今回の情報が日々の生活を安全に過ごしていくことに少しでも役に立てていただければと思います。
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