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芒種の読み方や意味、手紙での使い方、俳句例をご紹介!入梅との違いは?

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皆さんは「芒種」という文字を読めますか?
見慣れない漢字なので読めない方もいらっしゃるかもしれませんね。
二十四節気の一つなのですが、どの時期を指すのかわかりますか?

ここでは二十四節気の一つである「芒種」について、
漢字の読み方や意味、手紙での使い方や俳句例を紹介します。
また「入梅」との違いもまとめてみます。



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芒種とは?


芒種とはどういう意味なのでしょうか。
読み方やいつの時期を指すのかとあわせてご紹介します。
 

「芒種」の読み方は?


「芒種」という漢字は難しいですよね。
読めない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

これは「ボウシュ」と読みます。
 

芒種とはいつのこと?


芒種とはいつのことを指すのでしょうか?

芒種は二十四節気のうち、立春を1と数えて9番目、夏の節気の第3番目にあたります。
二十四節気というのは1年を24等分した暦です。

地球から見た太陽の軌道である黄道を24等分して、太陽がその位置に来る日にそれぞれ名前をつけています。
芒種は太陽が黄道75度の位置に来た日のことで、大体6月5日頃にあたります。

また、その日から次の二十四節気の日(芒種の場合は6月21日頃の夏至)までの時期もその名前で呼びます。
その場合、芒種は6月5日頃から6月20日頃まで(旧暦の5月)のことです。

参考:こよみ用語解説
   暦wiki
 

芒種の意味は?


芒種という言葉は植物と関係があります。

「芒」は「ノギ」と読み、「禾」とも書きます。
「ノギ」とはイネ科の植物の穂状に咲く花についている針のような突起のことを言います。

芒種とは稲など穂が出る穀物の種をまくという意味で、この時期になると農家は麦を刈り入れ、田植えを始めて忙しくなり始めます。
芒種はこうした重要な農作業の目安となっているそうです。

ただし現在は早稲の種類も多いため、実際はもっと早い時期に田植えをすることが多いそうです。
また、稲に限らず、稗や粟などの穀物の種まきもこの時期です。
麦もイネ科の穀物ですが、種まきは11~12月で、6月はむしろ刈り入れの時期です。
 

この頃は新緑の時期が過ぎて夏の気配が感じられるようになります。
6月上旬といえば梅雨入り。
梅雨入りする頃が芒種だとも言えます。

この時期になると梅の実が青から黄色に変わり熟してきます。
梅の実が熟す頃に降る雨、というところから梅雨と書くそうです。

ちなみに、旧暦5月に降る長雨(梅雨のこと)を「五月雨(さみだれ)」、五月雨の合間に見える晴れ間を「五月晴れ(さつきばれ)」といったそうです。
五月晴れなどは現在では5月の爽やかな快晴を思い浮かべますが、かなり意味合いが違ったのですね!

また、沖縄では「小満(ショウマン、芒種の1つ前の二十四節気)」と芒種(ボウシュ)を合わせて小満芒種(スーマンボースー)という言葉が梅雨の意味で使われています。
カマキリやホタルなどが現れ始める時期でもあります。

 

「芒種の候」を手紙での使い方は?「入梅の候」との違いは?


手紙などで使われる言葉に「芒種の候」というのがあります。
ここでは、「芒種の候」の意味や手紙を書く時の使い方、さらに、「入梅の候」との違いについてもご紹介します。
 

「芒種の候」とは?


「芒種の候」とは、手紙の文頭での時候の挨拶に使う言葉で、「芒種の時期になりました」という意味です。

芒種の時期にあたる6月5日頃から6月20日頃まで使うことができます。

※正確な日付は毎年変わるので、確認してから使うようにしましょう。
 国立天文台ホームページ「暦要項」から確認できます。
 

「芒種の候」はビジネスレターでも使っても大丈夫な言葉です。

例文としては、
「拝啓 芒種の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」

プライベートレターでも使えますよ。
「拝啓 芒種の候 △△様におかれましてはその後おかわりないでしょうか?」

二十四節気を挨拶に取り入れると、なんだか少し手紙が格調高くなる感じがしますね!
みなさん、「芒種の候」を手紙で使ってみませんか?
機会があったら使ってみてくださいね。
 

入梅や「入梅の候」とは?


一方、6月に使う時候の挨拶として、「芒種の候」のほかに「入梅の候」というのがあります。
「入梅の時期を迎えましたが」という意味になります。

入梅というのは、雑節で6月11日頃にあたる日のことです。

二十四節気は元々中国で作られたものなので、それだけでは日本の独特の気候や季節を表しきれません。
そこで、二十四節気だけでは表しきれない日本の季節を表すために雑節というものが設けられています。

雑節には、入梅のほかに節分や八十八夜、土用、彼岸などがあります。
入梅というのは、気象予報のなかった昔に、梅雨入りの目安として江戸時代に設けられた日だそうです。

雑節は二十四節気のように太陽の位置で決められていて、入梅は太陽が黄経80度の位置に来た日を指し、大体6月11日頃にあたります。
正確な日付は、やはり確認しましょう。
 

では、「入梅の候」はいつ頃使えばよいのでしょうか。
「入梅の候」は、入梅の日以降、あるいは実際の梅雨入り以降に使います。

気象予報のある現代では、入梅の日の前に梅雨入りしたり、入梅の日の後に梅雨入りしたりすることが出てきますよね。
そうなると、いつ「入梅の候」を使っていいのか、ちょっと困ってしまいますよね…。

挨拶なので、「梅雨入りする頃ですね」という意味と考えれば、それほど厳密でなくてもいいのかもしれません。
心配な方は、入梅の日以降、梅雨入りした後に使うといいかもしれませんね。
 

「芒種の候」も「入梅の候」も、日本の季節を感じられる簡潔ですてきな言葉ですよね。
みなさんも是非手紙で使ってみてください。
 

芒種は季語!芒種を使った俳句もご紹介!


芒種は季語としても使われます。
季語としての芒種は、もっぱら芒種の時期を指すものとして使われるようです。
ここでは、芒種を使った俳句をいくつかご紹介します。
 

「芒種はや人の肌さす山の草」 鷹羽狩行

山の草が早くも人の肌を刺すくらいに成長している。月日が経つのは早いものだと慨嘆している様子を表しています。
新緑の時期が過ぎ、梅雨になって山の草がいよいよ成長している様が思い浮かびます。
草が足に触れた時のチクチクした感触を思い出しますね。
 

「ガラス器と芒種の湖とがやがやす」 金田咲子

ガラスの器同士がぶつかって澄んだ音を立てる様子と、しとしと雨の降る芒種の時期の湖面に雨が当たって音を立てる様を比べているのでしょうか。
「がやがやす」という表現が、子供ががやがやしているようでかわいらしいですね。
 

「芒種なり水盤に粟蒔くとせむ」 草間時彦

作者は鳥でも飼っているのでしょうか。
ちょうど時期は芒種。
水盤に鳥のエサの粟をまくのを、お百姓さんが穀物の種をまくのと重ね合わせているようです。
家の中のさらに鳥かごの中の小さな世界と、大地に種をまく大きな世界とが対比されています。
季節を感じながら日々の暮らしを楽しむ作者の気持ちのありようが表されているようです。

 

まとめ


いかがでしたでしょうか?
芒種について理解を深めていただけたら嬉しいです。

芒種は田植えを始める時期であり、お米が主食の日本人にとってとても大事な時期だったでしょう。
梅雨が始まる時期でもあり、紫陽花や蛍など、独特の風情がある時期です。

芒種という言葉と一緒に、そうした季節も楽しみたいですね。
みなさん、芒種を是非おぼえてくださいね。

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