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錦織圭はなぜ準決勝に進めるのか?進出条件の解説【ATPツアーファイナル2016】

錦織圭はなぜ準決勝に進めるのか?進出条件の解説【ATPツアーファイナル2016】 スポーツ
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現在開催中の「ATPツアーファイナル2016」。

予選(ラウンドロビン)の総当たり戦が終了し
錦織圭は2位で準決勝進出を決めました。

1勝2敗で3人並んだのになぜ錦織が?
と疑問に思ってる方が多いようですので
改めて解説します。


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ATPツアーファイナルは特殊なルール


ATPツアーファイナルは
いつものツアートーナメントと異なり、
特殊なルールのもとで行われます。
 

通常のツアーは
トーナメント制の試合しかないのに
予選リーグ(ラウンドロビン)があったり、
1試合勝つごとにポイントが加算されたり。
(もちろん賞金もですがw)

特にリーグ戦では
勝敗数で並ぶことが起こりうるため
どうやって順位付けを行うのか?
よくわからない方も多いみたいですね。

 

ATPツアーファイナルの順位の決め方


ATPツアーファイナルの
ラウンドロビンでの順位の決め方については
昨年記事を書いています。


この記事を読んでいただければ
なぜ錦織が準決勝進出できたのか?
理由がわかると思いますが、
それでは味気ないので、
今年の結果に従って
実際に計算してみましょう。

 

順位を決める要素


過去の記事と重複しますが、
順位を決める要素となるのが

・勝敗数
・直接対決の結果
・セット率
・ゲーム率
・世界ランク


※リザーブ選手が出場した場合は、勝数が同じなら試合数の多いほうが上となる。

です。

つまり、
勝敗数で並んだ場合、
2人が同じなら
直接対決の結果で勝っている方が上位、
3人が同じなら、
直接対決では判断できないため、
まずはセット率で比較する、
と言う流れになります。

 
ここでの注意点は
3人が並んだ場合、
セット率で比較した際に
3人中2人が同じになった場合、
ゲーム率で比較するのではなく、
残った2人の直接対決で勝っている方が上位になる、
ということです。

まずはこのルールを理解して下さい。

 

2016年の結果を確認してみよう


それでは2016年の結果に照らして
確認してみましょう。

まず予選(ラウンドロビン)の結果は
以下の通りでした。

奪S 失S 奪G 失G
マレー 3 0 6 1 42 26
ワウリンカ 1 2 2 4 25 36
錦織圭 1 2 4 4 38 38
チリッチ 1 2 2 5 32 37

 
まず4人の中で
マレーが3勝0敗なので、
予選1位で準決勝進出が決定しました。

これはいいですねw

 
そして残った3人の比較となります。
勝敗数の比較では
3人が1勝2敗となるため、
次はセット率で比較することになります。

セット率は
(3試合の奪セット数)/(3試合の総セット数)
で算出します。

  
ワウリンカは2/6=0.3333

錦織圭は4/8=0.500

チリッチは2/7=0.2857


と3人のセット率がすべて異なるため、
このセット率の比較で完結します。

つまりこの3人の比較では、

1.錦織圭
2.ワウリンカ
3.チリッチ


という順位付けになるわけです。

 
その結果として
錦織がグループ2位となり、
準決勝進出が決定したということになります。

 

最後に


実際には錦織チリッチ戦の前に
マレーがワウリンカに勝ったことで
錦織の準決勝進出は決まっていたわけですが、
チリッチに勝って2勝1敗だったなら
みなさんも納得できたんでしょうけどねw

 
予選突破は毎年2勝が目安だったので
「1勝2敗なのに準決勝進出」
ってのがピンとこないってのも
なんとなくわかります。

まあ今年はちょっと特殊な例
となりましたけど、
これを機に順位付けのルールを覚えておきましょう。

 
錦織の準決勝の相手はジョコビッチです。

昨年のような圧倒的な強さは感じませんけど、
それでもやはり簡単な相手ではないですねw

今年はチャンスがあるようにも感じますが、
チリッチ戦のような戦いぶりだと
厳しいかもしれませんねw
(第2セット以降突然おかしくなったのが不思議ですw)

 
準決勝ではもちろん錦織の勝利を願って
試合を観戦したいと思います。

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