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派遣標準記録に届かなかった北島康介の引退について【感想】

派遣標準記録に届かなかった北島康介の引退について【感想】 スポーツ
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水泳の日本選手権で
リオ五輪出場に挑戦した北島康介。

100m平泳ぎでは
派遣標準記録をクリアできず落選。
200m平泳ぎも5位となったことで
引退を決意しました。

選考基準については
賛否両論の意見が出ているようですので
私も感想をまとめてみます。


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派遣標準記録とは


今回世間に注目されている派遣標準記録とは、
日本水泳連盟が
「オリンピックなどの世界大会でメダルを狙えると判断した基準タイム」
のことです。

各種目ごとに設定されていますが
これは世界共通の基準ではなく、
日本だけで設定された基準記録で
世界の派遣標準記録と比較しても
かなり厳しいラインに設定されているようです。

男子100m平泳ぎでは
リオ五輪の出場枠は2つあったものの
北島康介を含む上位2名が
ともに派遣標準記録をクリアできなかったため
出場権は与えられず、
この種目での出場者はゼロという結果になりました。

北島康介の落選に賛否


200m平泳ぎでは5位だったので
落選は誰もが納得する結果でしたが、
100mの結果については
納得出来ない方も多いようで、
日本水泳連盟にもクレームが多数寄せられているとか。

また一方で、
教育評論家の「尾木ママ」こと
尾木直樹氏がブログで
「北島康介のリオ五輪出場をオーケーにして」
と書いたことで、
尾木ママに「教育者失格」などの
批判が殺到しているなんてニュースも出ています。

選考基準は明確


私自身、
派遣標準記録の存在は知っていましたが
選考基準について正確に理解していませんでした。

今回北島康介が絡んだことで
理解が深まったのは事実です。

私の感想としては、
毎回モメることの多い
マラソンの代表選考のように
選考レースが複数あって
「過去の実績や本番での期待値」
みたいな不明瞭なもので
予想外の人選になる種目と違い、

・決勝での上位2名
・決勝で派遣標準記録以上


という2つの条件をクリアすれば
リオ五輪への出場権獲得
という選考基準は
明確なものだったと思います。

北島康介は準決勝で
派遣標準記録をクリアするタイムを出していますが、
彼にまだそれだけの実力があることを
証明できた事にはなりますが、
準決勝時点での順位は全くアテにはなりません。

全盛期の北島がそうだったように、
上位選手は決勝に備えて
セーブしながら泳いでたりしますからね。

ですから私の感想としては
北島がリオ五輪に出れないのは
非常に残念な気持ちですが、
この判断は仕方ないかなと思います。

これまでもこの条件をクリアできずに
涙を飲んだ選手もいるでしょうからね。

北島の時だけ特別扱いなんてしたら
それこそ批判されるでしょう。

一人も出場しないのは本末転倒


上述のような選考基準については
私自身異論はありません。

しかしながら、
付帯条項というか、
例外的措置というか、
「条件に該当する選手がいない場合は、派遣標準記録をクリアせずとも上位2名に代表権を与える」
という基準にしてほしい
(今回は後付のような形になるので
批判が出るということなら今後に向けて検討してほしい)

という気持ちは残りますね。

派遣標準記録は
「本番でメダルを狙える」
ために設定したもののはずなのに、
これをクリアできないからという理由で
2枠あるはずの日本の出場枠を
放棄してしまうわけですから。。。

これって本末転倒じゃないですかね?

海外の派遣標準記録が甘いのは、
おそらく代表選考会で
選手同士の競争原理の中で
出た結果(順位)が第一条件であり、
その時のタイムは
その次に見るべき要素
という位置づけだからではないでしょうか?

しかし日本では
派遣標準記録の優先順位が上
という位置づけなんでしょう。

出場しなければメダルを獲る可能性はゼロ。
派遣標準記録をクリアできないようでは
仮に出場してもメダルは期待できない、
という理屈もあると思いますが、
それはやってみなければわからないことですし、
メダルを獲れなかったとしても、
貴重な世界大会への出場は、
選手にとってメリットもあると思います。
(北島にはあてはまらないかもしれませんが若い選手など)

「涙を飲む選手がいる一方で
オリンピックの切符をつかむ選手がいる」

という形なら仕方ないと思えますが、
「出場者全員が涙を飲んだ」
形になった今回のようなケースは
やっぱりおかしい気がします。

北島が落選したから、ではなく
どの種目であっても
「日本に与えられた出場枠はあるのに該当者なし」
という点に
釈然としない気持ちは残りますね。

じゃあ競泳種目の出場者全員が
本番でメダル争いをしているかといえば
そうじゃないですからね。

やっぱり派遣標準記録ってのは
「この厳しい条件をクリアして代表権を獲得したんだ」
という選手の自信に繋がるプラス面もあるでしょうが、
絶対的なものである必要はない気がします。

偉大なアスリートがまた一人引退


オリンピック3連覇の野村忠宏が先日引退し、
マラソンの野口みずきも代表選考に敗れ
引退が囁かれています。

そして今回の北島康介。

日本中を沸かせてくれた名アスリートが
また一人いなくなってしまいますねw

金メダルを狙える選手は
現役世代にもまだいるとは思いますが
一つの時代が終わったような
感慨深さはありますねw

今回五輪出場はなりませんでしたが
オリンピック2大会連続2種目金メダルという
彼の残した実績は大変素晴らしいものです。

今後は次世代選手の育成など、
新たなフィールドで頑張って欲しいですね。
実業家への転身なんてニュースも見かけましたが。。。

今までありがとう。
そしてお疲れ様でした。

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