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穀雨の意味とは?読み方や手紙での使い方、俳句などを紹介!

生活

二十四節気の1つに穀雨というのがあります。
この穀雨はどの時期のことを指すのかご存知ですか?

穀物に降る雨、と聞くと秋の実りの時期や梅雨の時期などを思い浮かべてしまいますよね。

今回は穀雨について読み方や手紙での使い方、穀雨を使った俳句などいろいろ調べていきます。



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穀雨とは?


穀雨とはどういったものなのでしょうか?
読み方や意味、さらに英語で何と言うのかについてご紹介します。

 

「穀雨」の読み方は?


「穀雨」は何と読むのでしょうか?
そのまま音読みで「こくう」と読みます。

普段の生活の中で見慣れないと「特別な読み方があるのでは…」とも考えてしまいますが、穀雨はそのまま読めば良いので間違えにくいですよね。

 

穀雨とはいつのこと?


穀雨とはいつのことを指すか知っていますか?

穀雨は二十四節気のうち、立春から数えて第6番目にあたります。
二十四節気というのは1年を24等分した暦です。

具体的には地球から見た太陽の軌道(黄道)を24等分して、太陽がその位置に入った日にそれぞれ名前をつけています。

穀雨とは太陽が黄道30度の位置に来た日のことを言います。
日付はその年によって違うそうなのですが、大体4月20日頃にあたります。

また、その日から次の二十四節気の日までの時期もその名前で呼びます。
その場合、穀雨は4月20日頃から5月4日頃まで(旧暦の3月)のことです。

(参考):こよみ用語解説
    :暦Wiki

 

穀雨の意味は?


では、穀雨とはどういう意味なのでしょうか。

穀雨という言葉は「雨が降って百穀を潤す」という言葉からきています。
この時期は春雨が降る日が多くなり、穀物をうるおす春雨が降る頃、という意味です。

「(穀雨の前の二十四節気である)清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることも無くなる」
という言葉があるそうで、この時期は冬の寒さが完全になくなる季節でもあります。
暖かくなり、穀物にとっては柔らかい春の雨が恵みの雨となって成長を促されます。
 

種まきをする季節もこの時期からです。
穀雨は種まきを始めるのに適した時期で、雨で湿った田畑は穀物の種まきに適しているとされて、農作業の目安となっているそうです。

昔から、穀雨の日を目安に田植えの準備をするところが多いそうです。
お米が主食だった日本人にとって、とても重要な時期だったんですね。
 

「雨」の字が入っていますが、この時期に特別に雨が多いということではありません。

ただ、この時期の雨はやはり重要なようで、穀雨以外にも百穀を潤し芽を出させる春雨として 「百穀春雨」といわれています。

また、花の咲き出す頃に降る雨として「催花雨」、穀雨より少し早いですが、3月下旬から4月の上旬にかけて、菜の花が盛りの頃に降る雨を「菜種梅雨」といいます。

他にも、春の雨の呼び方として穀物の生育を助けるめでたい雨として「瑞雨」、草木をうるおし育てる雨として「甘雨」といったものがあります。
どれも情景が思い浮かぶような、季節を感じさせる風情ある言葉ですね。

しかし、この時期は特別に雨が多い訳ではなく、穀雨を過ぎるとやがて梅雨がやってきます。

 

穀雨を英語で表現すると?


では、穀雨を外国の方に説明する際には何といえばよいのでしょう。

英語での表記は「Kokuu」と、そのままローマ字表記でよいそうです。
しかし、それだけでは意味は伝わりませんので、外国の方に説明する際には「Grain Rain」(穀物に降る雨)と付け加えた方が良いでしょう。

(出典)weblio

 
春雨がシトシトと降るこの時期は、私は嫌いではないです。
だんだんと暖かくなってきて柔らかい雨が降ってくれると気温の変化にやられた体を優しく包んでくれるような気がします。
 

「穀雨の候」とは?


穀雨と関連のある言葉に、「穀雨の候」というのがあります。

手紙などで使われる言葉ですが、ここでは、「穀雨の候」の意味や手紙を書く時の使い方についてご紹介します。

 

「穀雨の候」とは?


「穀雨の候」というのは、手紙の文頭での時候の挨拶に用いられる言葉です。
ちなみに読み方は「こくうのこう」と読みます。

「穀物を育てる雨が降り始める時期になりました。」という意味だそうです。
時期的には4月20日頃から5月4日頃までに使うのが適しているそうです。

正確な日にちは毎年変動するので、確認してから書くようにしましょう。
(国立天文台ホームページ「暦要項」から確認できます。)

 

「穀雨の候」の手紙の文中での使い方


せっかく「穀雨の候」という言葉を覚えたのなら、手紙を書く時に使いたいですよね。

では、「穀雨の候」は、手紙の中で具体的にどのように使ったらよいのでしょうか?

実際の文例を挙げてみますと、例えば、個人宛であれば、
「拝啓、穀雨の候 △△様におかれましてはその後おかわりないでしょうか?」
ビジネスの場合は
「穀雨の候 貴社におかれましては益々ご清祥のこととお喜び(お慶び)申し上げます。」
と書いておくと相手に失礼になることはないでしょう。

 

穀雨は季語!穀雨を使った俳句もご紹介!


穀雨は季語としても用いられます。
ここでは、穀雨を使った俳句をご紹介します。

 

季語としての穀雨


穀雨が季語として用いられる際には、時期を指す言葉として用いられたりその時期に降る雨そのものを指したりするようです。

「雨が穀物を潤して発芽を促す時期にあたる。季節はこれより晩春の後半に入りいよいよ「春酣(はるたけなわ)」の時を迎える。」
(参考:http://favstar.fm/users/twryossy/status/12472741808

「穀物の種や芽を潤す暖かい雨。」
(参考:http://kigosai.sub.jp/kigo500d/289.html

「春雨が降り、百穀が生育するという意。」
(参考:https://www.tankosha.co.jp/saijiki/2012/04/index179.html

 

穀雨を使った俳句


穀雨を使った句として、こういう句はいかがでしょう。
 

「琴屋来て琴鳴らし見る穀雨かな」 長谷川かな女
 
作者の長谷川かな女さんは、大正期を代表する女流歌人だそうです。

春の雨がしとしとと降る季節、琴屋さんがお家に来て琴の調子を見ているのでしょうか。
静かに雨が降る音と琴の音の響きが重なる様が想像されます。

私はこの句の響きが大好きです。
音の競演と言うべき美しさがあるように思います。

 
「苗床にうす日さしつゝ穀雨かな」 西山泊雲
 
こちらの句は、「雨が降って百穀を潤す」という穀雨の意味をより直接的に表しているようです。

田植えの時期を迎え、苗床に植えられた苗の瑞々しい緑とそこに降り注ぐ柔らかい雨、薄日のさす美しい春の田園の情景が浮かびます。

これから力強く成長していこうとする苗の瑞々しい生命力とその輝きを守り育てるかのような優しい日と春の雨。
まさに恵みの雨ですね。

 
また、穀雨という言葉を使っていませんが、春の雨を歌った句を紹介しましょう。

 
「菜の煮える湯湧き口や春の雨」 小林一茶
 
句の意味は、温泉の湧き口で青い菜を煮ている、そこに春雨が音も無く降っていてあたりはうすもやのように煙っているみたいだ。

この句を読んでいると、春雨がサーっと降ってもやのように煙っているのが、菜を茹でている釜の煙と一緒になっている様が浮かびますよね。

「春の雨」という季語は、春に降る雨の総称だそう。
(参考:http://kigosai.sub.jp/kigo500b/201.html

直接的に「穀雨」を使った句ではありませんが、春の雨の柔らかさを感じさせる句です。

 

まとめ


穀雨とは優しい雨の降る時期なのですね。

種まきの時期でもあり、まかれた種が成長するための優しい雨が降る時期というのが何とも風流です。

もやのような湯気のような、淡い湿気に包まれる時期なのですね。

この時期の苗植や種植の景色はとてもきれいです。 
まるで日本の原風景をみているように美しい時期といえますので私はこの時期が大好きです。

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